誰だってごろごろ

 
誰だってきっとずっと寝ていたい。
ごろごろと縦横無尽に、ふかふかのベットで。
しかし、いつの日か人々は寝るのをやめる。
きっかけは寝るのに飽きたり、起こされたり、暖房がきれて寒くなったり、色々あるだろう。
いずれにせよ多くの人々は寝るのをやめるのだ。
そうして日々の生活と言う本を読みながらベーコンエッグでも作り始める。
まだ寝ている人を横目に見ながら始まる朝食。
食べ終わり歯を磨いている時にもう一度見るとやはり寝ている。
着替えが終わりかばんの中身をチェックしているときにもまだまだ寝ている。
玄関の戸ががちゃりと閉まる音がした後もむにゃむにゃ寝ている。
寝てる。ずーっと寝てる。人々がいそいそと仕事に励んでいるその瞬間も寝ている。
そう、多くの人は寝るのをやめるのだ。
気持ちよさそうに寝ている人を横目にいそいそし始める。
 
いそいそ ぐーぐー
ぐーぐー いそいそ
 
多くの人はいそいそしながらそうつぶやくのだ。
 

安心なさい 

 
真理は自分自身が決めるものであって、何処かに落ちているものではない。
 
見つからない見つからないと嘆いているのなら、目の前にあるものを真理にしてしまえばいいのだ。
 

二分化

 
あの頃は結局のところ必ず二分化できると思っていたけれどそれは間違いだったんだな。
 
初めから一方しかないものや、二つに見えるけど半分だけ繋がっていたり色々あるんだよ。
 
そしてそれは複雑な構造をしているように見えて単純な構造なんだよね。
 
まだまだ青かったんだな0401君。
 

助ける

 
人は本質的に誰も助けることはできないし、誰にも助けられない。
自らが能動的に助けようと思って行動しても、誰かがその助けを得ようとしなければ助けることはできない。
そして、自らが助けられようとしたときもまた、自らが助けを得ようとしなければ助けられることはないからだ。