100人の私。

 
私は100人いる。
性格には、私の中に100人の私がいる。
 
本当はもっといるはずだ。
1000人、いや10000人はいるんじゃないか。
でも、私が10000人いると言った所で、
赤信号で止まっている青年や、
雨の日に煙草を吸っているあの子には、
到底信じがたい事なんだよ。
だから私は100人いると言う。
100人なら1000人よりは現実味があるし、
10人より奇妙さが増す。
 
だから、
 
私は100人いる。
 
晴れの日の私、雨の日の私
青空の一部の私、都会の一部の私
ブランド服でオールコーディネートな私、ジャージとスウェットでキメている私
フロアを沸かせている私、家でチョコを食べながらコーヒーを飲んでいる私
生きている私、死にかけてる私。
もっともっと沢山の私。
 
そう、
 
私は100人いるのよ。