ギア

 
脳のギアが3速以上に上がらない。
 
どんどん白く霧がかかっていく
 
だが2速から変速で7速ぐらいまでいけそうな気がする。
 
そうなったらきっと僕は僕で無くなってしまうが
 
それは別にどうでもよい。
 
僕がどうにかなってしまったとしても地球は回り、太陽は顔を見せたり隠したりだ。
 
何でもできそうに見えるだろうけど
 
本当は何もできることなどない。
 
具体的にいうとそれは興味が無いから。
 
適度に生活に変化を与え、脳に栄養と休息を与える。
 
そして僅かばかりの脳内麻薬さえあれば…。
 
こうは言っているものの結局人間は何だってできるし
 
思ったとおりに現実は動く。
 
目の前に仮想空間が広がっているならばそれは
 
脳に幻覚を見せられているだけさ。
 
そろそろ時間だ。
 
いい加減目を覚ませよ。